プロ野球選手は昔も今も多くの少年に夢を与えています。
野球人の頂点、選ばれし人しか就くことのできない職業の一つだと思います。
昔はサッカー選手、野球選手が子供達の人気の職業でした。今はゲームクリエーターやYouTuberが人気の職業のトップと思いきや、プロ野球選手もランクインしているようです。
ペナントレースも終盤に差し掛かり、リーグ優勝、クライマックスシリーズ進出などのワクワクする話題の裏で今シーズンでユニフォームを脱ぐ選手も発表されています。
一気に高額を稼ぐ夢のある職業である一方、稼働期は短いです。
江夏さんではありませんが、太く短くですね。
昨夜プロ野球ニュースを見ていたら、
西武の増田投手が引退会見で記者の質問に対して
「辛い時も苦しい時も熱いご声援を頂きファンの方には感謝しかない。毎年一年一年が勝負、ファンの皆さんの声援がパワーになりました」と仰っていました。
【西武】今季限りで引退の増田達至が引退会見「家族の支えがあったからここまでやってこられた」 https://t.co/sQ7Y11KmKf #seibulions
— スポーツ報知 プロ野球取材班 (@hochi_baseball) September 27, 2024
増田投手は12年間ライオンズ一筋でリーグ連覇に大いに貢献した抑え投手。
プレッシャーの多い場面での登板が多く、強い精神力で何度もピンチを乗り越え、現役を全うした姿には頭が下がります。
声援がパワーと言って頂き、ファン冥利に尽きますね。このインタビューはとても心に響きました。
こんな風に私達プロ野球ファンも、贔屓の球団や推しの選手にたくさんのパワーを貰っています。
選手が頑張っている姿を目に焼き付け、生きる糧にして、私もこれからも頑張ろうと思います。
平成に遡ります。
私は関西住みで、甲子園球場によく観戦に行っていました。
7回の攻撃、所謂ラッキー7には、高らかなトランペットに続いて飛ばすジェット風船が甲子園の名物でした。
私も父の横で一生懸命頬を膨らませて、頑張れーの思いを込めて風船を飛ばしたことも懐かしく思い出されます。
そして数十年。
令和に入りコロナ禍を経てジェット風船は影を潜め、今は選手名のプリントされた応援タオルが主流なようですね。
タオルはそこまで金額も張らず、手軽に購入できるのも魅力です。
野球中継ではラッキー7の攻撃前には攻撃側の内外野席が映し出されます。
応援歌を背に、各々の推しの選手の名前が書かれた色とりどりの応援タオルや応援ボードが誇らしげに舞っています。
最近の私はほぼスカパー観戦ですが、中継でラッキー7の光景を見るといつも胸が高鳴ります。
あの高揚感。選手達も本当に士気が揚がるでしょうね。
応援している熱い思いを直接選手に届けたいのはやまやまですが、このご時世そう言うわけにも行きません。
そんなファンの思いが形に現れているのが応援ボードや選手名が書かれた応援タオルです。
大相撲にも応援タオルがあります。
湊川親方(貴景勝)がインタビューで応援タオルが励みになる、と仰っていたので、観戦時は必ず貴景勝タオルを掲げて声援を送っていました。
「思いを形に」の最たるもの、応援タオル。
今は各チーム様々な応援グッズが溢れていますが、最初に応援タオルを提案した人は素晴らしいなと改めて思いました。
本日、ベルーナドームでの千葉ロッテ戦で増田投手の引退セレモニーが行われるそうです。
増田投手、12年間本当にお疲れ様でした。