昨夜のプロ野球 楽天🆚オリックス25回戦(オリックス最終戦)
7回降雨コールドでオリックスが勝利するも、惜しくも規定投球回に届かず
最優秀防御率のタイトルを獲得できなかった宮城投手。
その宮城投手の肩を抱き労う中嶋監督の姿が一瞬カメラに映りました。
けれど。
まさかあれが最後だなんて。
来季も指揮を執る、そして暫くは中嶋政権が続くのだろうと勝手ながら思っていました。
ホームグラウンドで最終試合のセレモニーは行ってはいたものの
最後の試合は監督へのさよならさえできないなんて。
降り頻る雨の中、集中力マックスで丁寧に投球を積み重ねていった宮城投手。
味方の本塁打等の援護もあり8-1とオリックスが大幅リード。
このまま試合が続くと規定投球回に達し、最優秀防御率のタイトルも手中に‥とあり
宮城投手の投球に並々ならぬものを感じました。
なのに。
なぜかこの日に限って、試合中のここ仙台だけ雨マーク。
何度となく試合を中断しシートを被せ雨を避けるスタッフ。
しかしそんな努力も空しく、神様は残酷です。
7回になり雨足が強まり、振り出した後40分経過し降雨コールド。
降雨のため最後の礼さえない呆気ない幕切れは誰が悪いわけでもなく
降り止まない雨と言う最大の敵、自然のいたずら。
オリックスにとっての雨の最終戦はまさしく宮城投手の悔しさの涙雨。
勝利で終えたとはいえ、こんな幕切れはあまりに寂しすぎます。
千葉ロッテマリーンズを応援している私にとって
中嶋監督の率いるオリックスバファローズは、ここ数年超えられない壁でした。
特に昨年までは、無敵のエース山本由伸が君臨し次々に続く強打者打線。
オリックス相手だと知ると、はぁ、あかんわ、と。
勝てたらラッキー(ロッテの皆さん申し訳ないです。個人的な思いです)
穴のない本当に恐ろしいチームでした。
ところが今シーズンに入り怪我人が続出し、戦力が大幅ダウンしたオリックス。
5位で終わったとは言え、中嶋監督が二軍監督時代に育てた選手が次々と開花し
粘り強い攻めもありやはり最後まで怖いチームでした。
そんなオリックス、昨夜の試合後に中嶋監督の退任が発表されました。
二軍監督時代を含めると述べ6年間の監督生活。
記事には
「今まで通りにやっても、人って慣れるじゃないですか。
慣れという部分が今年は強く出てしまった」
「全力疾走など最低限の約束が改善されなかった」
「言ってもやれないのだったら、言ってないのと一緒」
「やり返したい気持ちもあったが一つの区切り。新しいことを始める時には新しい人が始めるべき」
と言ったようなことが書かれていました。
これは残された選手達、堪えるのではないでしょうか。
動画や普段映るベンチで垣間見られる笑顔の多さ。
外から見たら楽しそうに見えました。
和気藹々としているのに強いチームやな、と不思議ではありました。
今にして思えば、中嶋監督は手綱を緩めていたのではなく
メリハリをつけて緩まった綱を自分達で締めて欲しかったのではと思いました。
現役時代も決して派手ではなく堅実なキャッチャーだった中嶋監督。
天才肌ではなく努力家だったように思えます。
だからこそ才能があるのに発揮できていない選手達が歯痒かったのでは、とも。
頂点奪回を新しい人に託すのですね。
最後まで妥協を許さない厳しさのある監督でしたね。
同日、阪神の岡田監督が2年契約満了に伴い退任される、と言うニュースも発表されました。
契約期間が決まっていたとは言え、球団がなぜ一度も続投要請することもなく辞めさせたのか。
内部の複雑な事情は分かりませんが残念ですね。
中嶋監督は何度も慰留されたけれども意志が固く辞めることになったそうです。
岡田監督にも続投要請して欲しかったです。
若しくは次の監督を育てる『引き継ぎ期間』としてあと1年欲しかったかな。
ともあれ、最後に阪神を勝たせてあげたい、と2年契約の間に最高の結果を残し
長年の宿願とも言える日本一をもたらして下さった岡田監督。
虎ファンは感謝の気持ちしかないことと思います。
我が贔屓チーム、千葉ロッテマリーンズも組閣を含め気になるところが多すぎますが
まずはCSを勝ち抜く事ですね!
それからまた悩もうと思います。